講座・研究室紹介
情報材料2講座・バイオシステム工学研究室では『ものづくり』の視点から情報科学と生物学の融合領域の教育・研究を行ってきました。これまでの情報科学技術が生物の持つ高度な情報処理能力を模倣し,これを実現するために発展してきたことや,生物学やバイオテクノロジーが情報科学技術の進展に伴い飛躍的に発展したように,情報科学技術の進展には生命現象の理解が,生物学やバイオテクノロジーの進展には情報科学技術の活用が必要不可欠となっています。最新の情報科学技術を駆使して,幅広い自然科学の分野に対応できるよう以下の共育理念注)に基づき,教育・研究に取り組んできました。
注)共育理念
研究をはじめ,スポーツやキャンプなどのレクリェーションを通して,教員と学生がお互いに学ぶことを目標とした理念です。
◆共 育 理 念◆ お互いの人格の尊重と「和」の心を尊ぶ
教育面では,情報科学部学生への社会的ニーズに対応すべく,「情報科学的感性」 の育成に加え,幅広い分野の学識,技術の習得を目指したマンツーマンの教育体制をとり,各学生に適した指導を行う。また,国際化を先導できるよう,語学教育にも重点を置き,国際的視野に立った考察能力の育成に努力する。
研究面では,自然との調和を考慮し,細胞内部から地球環境まで,生物の能力を様々な角度からとらえ,生命現象の解明と人間生活への利用を目的に,国際的視野に立った研究開発を行い,実社会に貢献する。
沿革
1994年(平成6年) | 広島市立大学の開学とともに情報科学部情報機械システム工学科情報材料2講座として開設 |
2007年(平成19年) | 学部改編により大学院情報科学研究科創造科学専攻の所属となり,バイオシステム工学研究室と名称変更 |
2012年(平成24年) | 情報科学部医用情報科学科の開設に伴い,同学科の医用情報コースの教育研究を兼担 |
2016年(平成28年) | 情報科学研究科医用情報科学専攻の開設に伴い,バイオ情報学研究室と名称変更 |