エネルギーのほとんどを有限な化石燃料に頼っている現在,燃焼産物である二酸化炭素による地球温暖化やそれに伴う環境,気象等の多くの問題が人間も含めた地球生物の存在を危うくさせている。このような中,環境に優しい再生可能なエネルギーを永続的に確保することが不可欠とされ,太陽光,風力,水力などさまざまなエネルギー源が研究開発されている。その一つに太陽光エネルギーを利用して生物が作り出す生物体や油などの生産物の利用,すなわちバイオマスエネルギーの生産がある。
バイオシステム工学研究室では,植物油や廃食用油からのディーゼル燃料(BDF)生産の反応条件の最適化や,経済評価,副産物の有効利用, BDFの品質測定法や管理法の開発,BDFの燃料としての適性を求めた改質などの研究を行っている。
NPO法人 ine-oasa ホームページよ り引用