コンポスト化システムの開発

  
 有機質廃棄物の処理において,処理場不足や焼却,埋立て等による環境汚染などが深刻な社会問題となっている。このため,有機質廃棄物をコンポスト(堆肥)に変えて土壌に還元できるコンポスト化が注目されている。特に食品加工廃棄物であるおからなどは,安全性の高いコンポスト化原料として適している。また,分解が遅い有機質廃棄物である油脂は,そのほとんどが焼却処理されており,より環境負荷の小さい処理法の開発が急務とされている。バイオシステム工学研究室ではおからや油脂などの有機質廃棄物の高速コンポスト化システムの開発を行っている。